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清掃員が乳児用ミルクに消毒液混入か、注意喚起広がる

2025年12月30日 配信

タイで、短期雇用された清掃員が乳児用ミルクに消毒液を混入した疑いがある問題について、被害者の母親が2025年12月26日、SNS上で経緯を詳しく説明しました。

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投稿によりますと、問題の女性はベビーシッターではなく、あくまで自宅の清掃のみを担当する臨時の清掃員でした。掃除内容は床掃除や食器洗い、洗濯、アイロンがけなど大人の生活用品に限られており、子どもの世話や私物に触れることは一切許可されていなかったということです。勤務は初日で、日雇いでの雇用でした。

家族にはすでに2年以上勤務している常勤のベビーシッターがおり、当日は清掃員が一時的に不足したため、SNSのグループを通じて新たに清掃員を探したとしています。

当日昼ごろ、祖母が朝から置かれていたミルクを乳児に与えたところ、強い消毒液のにおいに気づき、すぐに授乳を中止しました。ミルクを確認した結果、はっきりとした消毒液のにおいと、苦く冷たい味があり、家族は強い衝撃を受けたとしています。

乳児は眠った状態のまま病院へ搬送され、検査の結果、症状は確認されませんでしたが、24時間の経過観察が必要と判断されました。

家族が自宅の防犯カメラ映像を確認したところ、清掃員が3階にあった飲み残しのミルクボトルを2階へ持ち運び、そこで消毒液を加えた後、再び乳児のベッド脇に戻していた様子が映っていたということです。また、清掃作業をほとんど行わず、室内を撮影して回っている行動も確認されたとしています。

家族が事情を尋ねた際、清掃員はミルクボトルについて「覚えていない」と話し、その後、連絡手段を遮断して家を立ち去ったとされています。

病院側の助言を受け、家族は警察に届け出を行い、ミルクは成分検査のため提出されました。被害者の母親は、今回の件について「故意か事故かは断定できない」としつつも、子どもの安全を最優先に考え、法的手続きを進める考えを示しています。

この投稿の中で、母親は清掃員の氏名や居住地、SNSアカウント名なども公開しましたが、これらの情報について当局による公式な確認は行われていません。

母親は最後に、臨時で家事労働者を雇う際、特に初日は細心の注意と監督が必要であるとして、他の保護者に向けて強く注意を呼びかけました。

この出来事を受け、非公式なルートで雇用される家事労働者の管理体制や、家庭内における乳幼児の安全確保について、改めて懸念が広がっています。

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