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タイ警察サイバー部門、外国人による投資詐欺グループ摘発 主犯格のロシア人を空港で逮捕

2025年12月28日 配信

タイ警察サイバー犯罪捜査部は2025年12月27日、恋愛関係を装って投資を持ちかける手口で被害を与えていた外国人詐欺グループを摘発し、主犯格とみられるロシア人の男をスワンナプーム国際空港で逮捕したと発表しました。各報道が伝えています。

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この事件は2023年8月に発生しました。被害に遭ったのはタイ中部ナコーン・サワン県在住の実業家で、SNS上の偽のフェイスブックアカウント「ベンジャマート・イントラプラサート」を名乗る人物から接触を受け、やり取りを重ねるうちに恋人関係にあると信じ込むようになりました。

その後、被害者は「高い利益が得られる」として、金取引への投資を勧められ、偽の取引プラットフォームを通じて送金を行いました。初期段階では実際に出金ができたため信用してしまい、最終的に総額約6万バーツを送金しましたが、その後は出金ができなくなったということです。

捜査の結果、詐欺グループはタイ人および外国人名義のいわゆる“名義貸し口座”を10口座以上使用し、資金を複数回移動させたうえで暗号資産に換えて追跡を逃れていたことが判明しました。警察は関係者10人分の逮捕状を取得し、これまでに7人を逮捕、あわせて200万バーツ以上の資金を凍結しています。

最新の捜査で、2025年12月26日、主犯格とされる31歳のロシア人の男が空港にいることが判明し、警察が身柄を拘束しました。男は学生ビザでタイに滞在し、チョンブリ県に居住していたとされています。容疑者は容疑を否認していますが、警察は資金の流れなどから関与は明白だとして、法的手続きを進めています。

タイ警察サイバー犯罪捜査部は、恋愛感情を利用して投資に誘導する詐欺が増えているとして注意を呼びかけています。「高すぎる利益」をうたう投資話には疑いを持ち、必ず信頼性を確認するよう呼びかけています。

 

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