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清水エスパルス、タイでビジネス交流会とサッカークリニックを実施~日系企業との連携強化と現地CSR活動を展開

2025年12月19日 配信

J1リーグクラブの清水エスパルスは、タイ・バンコクにおいて、日系企業とのビジネス交流会および児童養護施設の子どもたちを対象としたサッカークリニックを実施しました。これらの取り組みは、タイでの事業連携の強化と社会貢献活動の一環として行われたものです。

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清水エスパルスは2013年にタイ1部リーグ所属クラブとのパートナーシップを締結して以降、選手やアカデミー選手の交流、アカデミーチームのタイキャンプなど、継続的にタイでの活動を行ってきました。

日系企業27社49名が参加したビジネス交流会

12月12日には、鈴与タイランド、清水銀行、静岡銀行の協力のもと、タイに事業展開している日系企業の駐在員を対象としたビジネス交流会をバンコク市内で開催しました。2019年から数えて5回目となる今回は、27社49名が参加し、企業間の連携強化やクラブとの関係構築を目的として実施されました。

第一部では、伊東輝悦アンバサダーが登壇し、長年にわたるプロ生活を振り返りながら、エスパルスや日本代表での経験、怪我から復帰するまでのメンタルの持ち方などについて講話を行いました。参加者が最後まで熱心に耳を傾ける姿が印象的でした。

第二部の懇親会には、住吉ジェラニレショーン選手、髙橋利樹選手も参加し、企業同士の活発な交流や名刺交換が行われました。清水エスパルスは、今回の交流をきっかけに、パートナー間の販路拡大や新規取引先の開拓など、ビジネスマッチングにつながることを期待しています。

児童養護施設でサッカークリニックを開催

翌13日と14日には、CSR活動の一環として、タイ国内の児童養護施設の子どもたちを対象にサッカークリニックを実施しました。鈴与タイランド、静岡産業社、ホテイフーズなど日本企業7社の協賛により行われ、今回で2017年以来8回目の開催となります。

対象となったのは、ノンタブリ県のバーン・プミウェート児童養護施設、バーン・パクレット児童養護施設、バンコクの教育と孤児の為のフェイス財団の3施設で、9歳から15歳までの子どもたち約115名が参加しました。

初日となる13日は、ノンタブリ県のバーン・プミウェート児童養護施設を訪問し、41名の子どもたちを対象にクリニックを実施しました。鬼ごっこで体をほぐした後、ドリブルリレーや競争形式のトレーニングを行い、試合形式では協賛企業の従業員も加わって大きな盛り上がりを見せました。

この日の活動について、施設の子どもたちは次のように話しています。

12歳のテーさんは、
「今日はコーチや選手の皆さんと一緒にプレーできて、とても楽しかったし、本当に嬉しかったです。また来年も来てほしいです」と笑顔で語りました。

また、15歳のパットさんは、
「ナショナルレベルのチームの皆さんと一緒にサッカーができて、本当に嬉しかったです。実際のプロサッカー選手に会えて感動しました。来年もまた一緒にサッカーができたら嬉しいです」と話しました。

同じく15歳のガオさんは、
「今日は一緒に活動できて、とても楽しかったです。皆さんが元気で、試合で優勝トロフィーを獲得できることを願っています。ありがとうございました」と感謝の言葉を述べています。

午後には、近隣のバーン・パクレット児童養護施設を訪問し、40名の子どもたちを対象にクリニックを実施しました。シュート練習対決では、住吉選手と髙橋選手の見本となるシュートに、子どもたちから感嘆の声が上がりました。

最終日の14日には、フェイス財団の子どもたちをバンコク市内のエアポートスタジアムに招待し、天然芝のピッチでクリニックを行いました。昨年参加した沖悠哉選手から贈られたキーパーグローブを使ったシュート練習では、子どもたちが何度もシュートストップに挑戦する姿が見られました。

この日参加した14歳のミクさんは、
「とても楽しい1日でした。新しい経験ができました。選手たちはとても上手くて、また会いたいです。僕も将来、選手たちみたいにプロサッカー選手になりたいです」と将来への夢を語っています。

今後もタイでの活動を継続

各施設には、記念ペナントやサッカーボール、食品などの記念品も贈呈されました。清水エスパルスは、今後も協賛企業との連携を深めながら、タイでの活動を継続し、現地での認知度向上と新たなビジネスチャンスの創出につなげていくとしています。

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