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©タイ警察中央捜査局
タイ中央捜査本部(CIB)は2025年12月9日、近隣諸国に拠点を置く特殊詐欺(スキャマー)グループと関係があるとみられる中国人密輸ネットワークを摘発し、タイ人の男2名と中国人6名を逮捕したと発表しました。
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高速道路警察隊は、ラヨーン県ワンチャン郡の国道344号線で、中国人不法入国者の輸送に関わったとしてタイ人親子を拘束しました。容疑は「不法入国者の隠匿および逃亡幇助」です。同乗していた中国人6名はパスポートを所持しておらず、不法入国および不法滞在の疑いで逮捕されました。
捜査当局によると、このグループはミャンマーからターク県の国境を越えて侵入した中国人をタイ中部へ移動させ、その後チャンタブリー県へ送り込み、そこからカンボジアへ密出国させるルートを確立していたとみられています。警察はチャイナート県から移動してきた不審車両2台を追跡し、ラヨーン県内で進路を塞いで検挙しました。
車内を捜索したところ、携帯電話25台とATMカード8枚が押収されました。これらは特殊詐欺組織の活動に利用されていた可能性が高いと警察はみています。取り調べに対し、タイ人親子は「チャイナート県で中国人を受け取り、カンボジア国境へ送り届ける途中だった」と供述し、同様の輸送を週3~4回の頻度で繰り返していたことも明らかになりました。
警察は逮捕した容疑者らと押収物を関連部署へ引き渡し、背後に存在する犯罪ネットワークの実態解明に向けて捜査を拡大しています。
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