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タイ政府は、10月21日(火)から29日(水)までの9日間にわたって行われる菜食期間「キンジェー(กินเจ)」の実施に合わせ、全国で食品価格と商品の品質を厳しく監視する方針を示しました。
アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は、毎年多くの国民が参加するこの期間に需要が急増する菜食商品について、公正な市場価格を維持するため関係機関に監視を強化するよう指示しました。
商務省のスパジー・スタンパン大臣は、「ディスカウントフェア:功徳のベジタリアンフェスティバルを手頃な価格で(Discount Fair: Vegetarian Festival of Merit at Affordable Prices)」と題した全国キャンペーンを開始。政府機関や民間企業など97の団体が協力し、2,400種類を超える菜食商品を最大56%割引で販売します。この取り組みにより、家庭の支出を7億5,000万バーツ以上削減し、期間中に22億5,000万バーツを超える経済効果が見込まれています。
政府副報道官のラリダー・ペーリスウィワッタナ氏は、「生活費の軽減と市場の健全化を目的としている」と述べ、価格のつり上げや販売拒否、買い占め、価格表示の欠如などの不当行為を発見した場合は、商務省内貿易局のホットライン(1569)または各地の商務事務所へ通報するよう呼びかけました。
違反者には厳罰が科せられます。価格を表示しない業者は最大1万バーツの罰金、過剰な値上げや販売拒否などを行った場合は最大14万バーツの罰金または7年以下の禁錮、もしくはその両方が科される可能性があります。
また政府は、急激な食事制限による健康への影響を避けるため、菜食期間中も栄養バランスを考慮した多様な食品を摂取するよう国民に呼びかけています。
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