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チョンブリ県パタヤの繁華街であるウォーキングストリートにあるナイトクラブ「Boss Club Pattaya」で、当局による大規模な立ち入り検査が行われました。発端となったのは、2025年9月26日に同店のインド人マネージャーが観光客への暴行と脅迫に関与したとされる事件です。各報道が伝えています。
報道によると、このマネージャーは私的なボディーガードとともに、インド人観光客1人を店外に連れ出して暴行。さらに銃で頭部を脅す行為があったとされています。被害者は複数の店舗にとって重要なVIP顧客で、通常は翌日に会計を行う慣習がありましたが、支払いをめぐるトラブルが発端となったとみられています。この事件は観光都市としてのパタヤのイメージを損なうものとして、地元当局が警戒を強めるきっかけとなりました。
9月30日午前0時過ぎ、バンラムン郡長の指揮のもと、郡行政、入国管理局、警察、観光警察など約100人の合同チームが「Boss Club Pattaya」に立ち入りました。店内では300人以上のタイ人および外国人客が飲食やダンスを楽しんでいましたが、当局はその場で活動を中止させ、身分証の確認と薬物検査を実施しました。その結果、従業員9人から薬物陽性反応が確認されました。
さらに、インド・ミャンマー・ウズベキスタン国籍の外国人従業員約40人が、就労許可証を持たない、または不正な許可証を使用していたことが判明。当局はこれらの従業員を拘束し、身元と滞在資格の確認を進めています。
一方で、事件の中心人物とされるインド人マネージャーとそのボディーガードは現場に姿を見せず、当局の出頭要請にも応じていません。地元当局はクラブの営業停止を命じ、県知事に対して店舗閉鎖の正式な命令を出すよう提案する方針です。関係者の行方については、今後も捜査が続けられる予定です。
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