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タイ警察パタヤ署は2025年9月3日、ショッピングモール「セントラル・マリーナ」で国際的なコールセンター詐欺グループのメンバーを摘発し、約98万バーツの資金洗浄を未然に防ぎました。
摘発は、警察の「War Room(詐欺対策指揮拠点)」からの情報をもとに実施。被害者10人から詐欺によって送金された資金を引き出そうとしていた口座名義人の女が、銀行を出た直後に外国人男性と合流したところを取り押さえられました。
逮捕されたのは、29歳のタイ人の女と25歳のマレーシア人の男。女は“口座マネー・ミュール”として資金を受け取り、報酬2万バーツを得る予定だったとされます。資金は最終的に中国人の男に渡る計画でしたが、この男はすでに国外へ逃走していました。
警察は両名に対し、詐欺、他人に口座を利用させる行為、不法な秘密結社(アングイー)への関与、資金洗浄など複数の容疑を適用。今回の摘発は、警察、タイ中央銀行、民間銀行が連携して不正資金の流れを断ち切った成果とされています。
当局は「少額の報酬で口座提供に加担することも重大な犯罪行為であり、厳しい処罰の対象になる」と国民に警告を発しました。
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