カンボジア人の男をスパイ容疑で拘束、軍服所持やSNS投稿が発端

タイ東部チャンタブリー県で2025年7月29日、カンボジア人の男がスパイ容疑で関係当局により拘束されました。男は一時、自身がカンボジア軍の情報将校であり、タイ軍の動向を報告していたと認めましたが、その後容疑を否定しています。各報道が伝えています。

海軍チャンタブリー特別任務部隊は、男を呼び出し、ポーンナムローン警察署で事情聴取を行いました。取り調べには入国管理局および県警捜査部門も同席しました。男は2025年3月12日にタイへ入国し、ビザは2027年3月11日まで有効であることが確認されています。

当局は、男の車両および住居からカンボジア軍の制服を発見しました。また、男のSNSアカウントには「タイが先に攻撃、カンボジアは防衛」との投稿が確認されています。

取り調べの初期段階で、男は自らがカンボジア軍の中尉であると述べ、タイ軍の動きを本国に報告していたと供述しました。しかしその後、「タイに20年間暮らしており、軍人に憧れてインターネットで制服を購入した」「学歴が足りず軍には入れなかった」と説明し、スパイ行為を否定しました。

現在、関係当局は男のスマートフォンを押収し、専門機関によるデータ解析を進めています。