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バンコク都のチャッチャート・シッティパン知事は2025年7月2日、LED看板のまぶしすぎる光が市民生活に与える影響に懸念を示し、光の明るさに関する明確な基準を設けるための新たな条例案をバンコク都議会に提出しました。
この条例案は、2025年版の建築物関連法令に基づき、自己発光する電光看板の明るさを規制するもので、都内全域に適用されることを想定しています。チャッチャート知事は、「現在、法的には“迷惑をかけないこと”としか定義されておらず、科学的な測定基準が欠けている。誰が悪いのかも判断しづらい状況。だからこそ、明確な基準を設けたい」と述べ、看板業者と市民双方にとって公正なルール作りの必要性を強調しました。
条例案では、電光看板の明るさについて以下のように定めています。
・午前7時から午後7時までは 最大5,000cd/m²
・午後7時から翌午前7時までは 最大500cd/m²
これを超える光量を放つ看板については、「周辺住民に対して迷惑を及ぼすもの」「運転者の視界を妨げ交通に支障を来す可能性があるもの」と見なされ、違反対象とされます。
この日の定例議会で本条例案は承認され、特別委員会が5日以内に修正意見をまとめ、60日以内に審議・採決される予定です。
条例が正式に施行されれば、バンコク都として初めてLED看板の明るさに法的な上限が設けられることになります。
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