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タイの自動販売機市場が急速に拡大しています。最近の調査によると、タイの消費者の72%が「便利さ」と「時間の節約」を理由に、自販機の利用を好んでいることが分かりました。2025年6月19日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
これまでスナックや飲料が中心だった自販機のラインナップは、近年ではアートトイなど多様な商品にも広がりを見せています。背景には、よりスピーディーで効率的な購買スタイルを求める消費行動の変化があります。
経済メディア「Thansettakij」が紹介したMarketbuzzの調査によると、977人の回答者のうち56%が過去1か月以内に自販機で何らかの商品を購入した経験があると答えています。利用の主な理由は「便利さ」(72%)、続いて「時間の節約」や「すぐに手に入ること」が挙げられました。
世界的にも自販機市場は拡大傾向にあり、米調査会社Grandview Researchは2021年時点での世界の自販機市場を約519億ドル(約8兆円)と算出し、2030年まで年間平均10.7%の成長を予測しています。
こうした中、企業も新たな販売チャネルとして自販機の活用を加速。バンコクのショッピングモールでは、地元の健康食品メーカーが自社製品を自販機で販売するなど、キャッシュレス決済と手軽なアクセスを活かした取り組みが進んでいます。
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