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質の高い旅行者が支出をけん引、タイでは現金払いが依然主流

2025年5月25日 配信

Visaタイによると、タイを訪れる外国人観光客によるVisaカードの利用額は引き続き増加しているものの、伸び率はやや鈍化しています。2025年4月と5月の利用額は前年同月比で10%の増加となり、第1四半期の15%増、2024年の20%増と比べて減速傾向が見られました。バンコクポストが2025年5月25日に伝えています。



この減速は、外国人旅行者の到着数が伸び悩んでいることを反映しているとしています。一方で、旅行者1人あたりの支出額は増加しており、Visaタイは「質の高い旅行者」が支出を支えていると説明しています。

2024年のデータでは、Visaカードを最も多く利用したのはアメリカからの旅行者で、次いでアラブ首長国連邦とシンガポールからの旅行者が続きました。タイを訪れた外国人旅行者による総支出額は、前年を上回っています。

一方、タイ国内では現金払いが依然として主流です。Visaの調査によると、対面での支払いのうち約70%が現金によるもので、QRコード決済は60%、モバイルウォレットは58%となっています※。現金利用の割合が高いのは、特に地方部の消費者による影響とされています。
※重複回答あり

ただし、国家決済プラットフォーム「PromptPay(プロンプトペイ)」の普及により、QRコード決済は広く受け入れられるようになっています。Visaは2018年からQRコードによるカード決済を導入しており、2025年5月にはその第2フェーズとして「Visa QRクレジット」を開始しました。

同サービスでは、複数の金融機関と連携し、地方を含む幅広い地域でのキャッシュレス化を推進しています。タイは、Visaのグローバルネットワークの中で初めてQRコード決済を導入した国であり、ユーザーからも高い支持を得ているとのことです。

 ■Visa card spending per visitor rises in Thailand

 

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