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バンコク住民の56.1%が「内臓肥満」 

2025年5月19日 配信

タイ保健省は2025年5月18日、バンコクで開催されたイベント「คนไทย ห่างไกล NCDs ภายใต้วิถีเขตเมือง(都市型ライフスタイルにおけるNCDs予防)」において、バンコク都民の健康状態に関する最新の統計を発表しました。ソムサック・テープスティン大臣は、NCDs(非感染性疾患)の深刻化に対応するため、地域保健ボランティア(อาสาสมัครสาธารณสุขกรุงเทพมหานคร/อสส.)を中心とした対策強化を進めると表明しました。



大臣によれば、都市部に住む人々は生活のリズムが速く、ストレスが高く、人間関係も希薄になりがちなことから、NCDsのリスクが地方よりも高い傾向にあるとのことです。実際、バンコクでは56.1%の住民が「内臓肥満(お腹まわりの肥満)」の状態にあり、これは全国平均の39.4%を大きく上回ります。また、糖尿病の罹患率も12.5%と、全国平均(9.5%)を上回っています。

保健省では、地域ボランティアに「炭水化物の計算方法(カーボカウント)」などの栄養知識を教え、住民の健康意識を高める取り組みを実施。イベントでは「大臣と一緒にカーボを数えてNCDsを予防」と題した講演のほか、高層住宅や外国人労働者のコミュニティでの実践例、減塩対策、糖尿病のコントロール、ローカーボ食「ドゥシット・モデル」の紹介、インフルエンザワクチン接種など、さまざまな展示も行われました。

保健省は今後も、都市部住民の生活習慣改善に向けた施策を推進し、NCDsのリスク軽減と健康寿命の延伸を目指すとしています。

 

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