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タイ空港公社、2025年度上半期の収益が6%増加~利用者数6800万人

2025年5月16日 配信

タイ空港公社(AOT)は、2025年度上半期(2024年10月~2025年3月)の総収益が362億3,000万バーツとなり、前年同期比で5.98%増加したと発表しました。このうち航空関連収益は181億9,000万バーツで17.82%増加。純利益は104億バーツに達しました。2025年5月16日にタイ政府メディアNNTが伝えています。



スワンナプーム空港、ドンムアン空港、チェンマイ空港、メーファールアン・チェンライ空港、プーケット空港、ハートヤイ(ハジャイ)空港の6空港合計で、運航便数は約41万4,400便(前年比12.9%増)、利用者数は6,842万人(同11.76%増)を記録しています。

現在、AOTは主要空港のインフラ拡張を進めており、スワンナプーム空港は2030年までに年間1,500万人の増加を目指し、ドンムアン空港も2033年までに現在の3,000万人から5,000万人規模へ拡張予定です。チェンマイとプーケット空港では、ターミナルの拡張工事とともに第2空港建設に向けた調査も進行中です。

効率化の面では、バイオメトリック技術を活用した自動チェックイン・搭乗手続き、セルフ手荷物預け機、自動パスポート審査機などの導入が進んでおり、2025年5月1日からは全国の空港で紙の入国カードに代わり「タイ・デジタル入国カード(TDAC)」が導入されました。

また、AOTは空港周辺での不動産開発や物流施設、駐車場ビル、鉄道リンク拠点などの商業プロジェクトも展開しており、新たな収益源として注力しています。

持続可能性にも注力しており、AOTはダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)の「世界」および「新興市場」部門に選出。タイ証券取引所のESG評価では最高ランクの「A」を取得しました。2044年までに空港運営の温室効果ガス排出を実質ゼロにする目標を掲げ、電動車両の導入や再生可能エネルギー活用を進めています。

さらに、スワンナプーム空港はSkytraxの「世界の空港ランキング」で前年から19ランク上昇し39位にランクイン。「空港改善部門」では世界第3位を獲得しました。新ターミナル「SAT-1」は、建築賞「プリ・ヴェルサイユ 2024」で“世界で最も美しい空港ターミナル”に選ばれました。

 

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