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アルコール飲料の販売時間制限をめぐる議論は振り出しに戻ったのでしょうか。2025年3月7日、保健省で開かれたアルコール飲料管理委員会の会議は、議論の最中にソムサック・テープスティン保健相が突然閉会を宣言し、販売時間の規制緩和に関する採決は行われませんでした。これにより、新たな会議日程も未定となりました。各報道が伝えています。
今回の会議では、「アルコール飲料の販売禁止時間を定める首相府の告示案」が主要な議題として取り上げられました。この案は、現在の午前11時~午後2時、午後5時~深夜0時という販売可能時間の見直しを含むもので、観光業界からは「規制を緩和すべき」との声が上がっていました。一方で、公衆衛生の観点からは「厳格な規制を維持すべき」との意見も根強く、対立が続いていました。
また、2025年のソンクラーン期間中のアルコール飲料管理策についても議論される予定でしたが、保健相の閉会宣言により、審議は先送りとなりました。
会議前には約200人の市民団体が抗議デモを実施し、「政府は酒類業界を優遇し、国民の安全を軽視している」と批判しました。特に仏教の祝日に観光地限定で酒類販売を認める案には強い反対が寄せられ、「法の公平性を損ない、実効性のない規制になる」と訴えました。
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