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37歳タイ人女性が7人目のサル痘患者、最近の海外渡航歴なし 外国人との性交歴あり

2022年8月29日 配信

37歳タイ人女性が7人目のサル痘患者、最近の海外渡航歴なしで外国人との性交歴あり

タイで7人目のサル痘患者が確認されました。2022年8月28日にタイ保健省疾病管理局オーパース・カーンカヴィンポン局長が明らかにしました。



タイで7人目のサル痘患者となったのは、バンコク在住の37歳のタイ人女性。8月20日に発熱し、翌日肛門の近くに水ぶくれを発見しました。8月22日、さらに水ぶくれが体の他の部分に現れたため、ノンタブリ県の研究所で治療を受けることになりました。26日になってサル痘陽性が確認されています。

 この女性とは3人が密接に接触しており、9月11日まで注意深く観察される予定です。

なお、女性に最近の海外渡航歴はありませんが、発症の3週間ほど前に歓楽街を訪れており、外国人と性交したことが明らかになっています。

サル痘について

(1)概要
サル痘はリスなどのげっ歯類が自然宿主として考えられ、天然痘同様の症状を伴う急性発疹性疾患です。従来、アフリカに発生する風土病であり、2021年12月から2022年5月までにカメルーン(25例陽性、うち5例死亡)、中央アフリカ(6例陽性、うち5例死亡)、コンゴ(民)民主国共和国(1238例陽性、57例死亡)、ナイジェリア(48例陽性、死亡例0)が報告されています。

(2)症状
潜伏期間は5~21日(通常は6~13日)、致死率は数%~10%と報告されています。初期症状は、発熱、悪寒、背中の痛み、筋肉痛、リンパ節の腫れ等であり、発熱後1~3日で特徴的な発疹が顔や四肢に現れ、口の中や性器、目にも発疹が現れることがあります。臨床的には天然痘と区別が困難です。

(3)予防法
サル痘の流行地では以下のような感染予防対策を心がけ、感染が疑われる場合には、直ちに医師の診察を受けてください。
●症状のある人の飛沫・体液等との接触を避ける。
●サル痘を保有する可能性のあるげっ歯類等のほ乳類(死体を含む。)との接触を避け、野生の狩猟肉(ブッシュミート)を食べたり扱ったりすることを控える。
●石けんと水、またはアルコールベースの消毒剤を使用した手指衛生を行う。

(参考)
○厚生労働省検疫所
https://www.forth.go.jp/news/20220521_00001.html

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