タイ国歌の新MVに仏教擁護団体が抗議、政府は編集し直しで対応

タイのテレビ局は1日2回、全てのTVチャンネルで国歌のミュージックビデオを放送しています。そのミュージックビデオは2019年5月4日に執り行われたワチラロンコン国王陛下の戴冠式に合わせて、新たなものが公開されたのですが・・・。

タイ政府は2019年5月21日、仏教擁護団体の抗議に応じて、ミュージックビデオの修正を行なうことを明らかにしました。

新公開されたミュージックビデオでは、イスラム教、キリスト教、ヒンディー教などの各宗教の代表者が一緒に国歌を歌う場面があるのですが、そこには仏教を代表する僧侶の姿はなく、仏教擁護団体が抗議を行っていました。

タイ政府は、ミュージックビデオを編集し直し、仏教の僧侶を加えた新バージョンを今週にも公開するとしています。

なおタイ国民が信仰する宗教の割合は、仏教 約94％、イスラム教 約5％、キリスト教 約1％、その他ヒンドゥー教、シーク教、無宗教など。

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