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タイ大気汚染、東北部コーンケンで過去最悪レベル

2019年2月7日 配信

タイの大気汚染が、タイ東北部のコーンケンで過去最悪レベルに悪化しています。タイ現地の大手英字メディアのNationが2019年2月7日に伝えています。

Khon Kaen suffers worst air pollution, says PCD(コーンケンで大気汚染が過去最悪 汚染管理局発表)|Nationコーンケンで大気汚染が過去最悪 汚染管理局発表



報道によると、PCD(タイ汚染管理局)がコーンケンでの大気汚染の状況を発表し、大気汚染が悪化していることがわかりました。

コーンケンではAQI(大気質指数)が210、PM2.5の濃度は100マイクログラム/立方メートル、PM10の濃度は166マイクログラム/立方メートルに達しました。それぞれの指標の安全値は、AQIが100以下、PM2.5は50マイクログラム以下、PM10は100マイクログラム以下ですから、全ての指標で安全限界を超えてしまっています。

尚、ルーイではAQIが111、PM2.5の濃度は55マイクログラム/立方メートル、PM10の濃度は81マイクログラム/立方メートルでした。

北東部ではナコンラチャシマー、コーンケン、ルーイの3ヶ所にしか大気を観測するモニタリングステーションがなく、PM2.5の測定機はルーイとコーンケンの2か所にしかありません。

コーンケンでの大気汚染の悪化についてコーンケン大学の前学長は、サトウキビや米など農業地での焼却や、車の排気ガスによる影響が考えられることをコメントしました。

上記が、報道されている概要です。

コーンケンなどのタイの地方にも大気汚染が広がっています。

PJA(パタヤ日本人会)のあるチョンブリもそうですが、地方ではそもそも観測ポイントが少なく、詳細な情報を得ることが難しいという問題もありますね。

大気汚染については、以下のサイトでリアルタイムでのAQI指標などが公開されています。

タイの大気汚染:リアルタイム気質指数ビジュアルマップ

タイの大気汚染については、特にタイにおられる皆様はご注意されて、引き続き出来るだけ正確な情報を収集し冷静に対応をされてください。

以下にPJA(パタヤ日本人会)からの、汚染スモッグの注意と対処法について再掲します。

 

汚染スモッグの注意と対処法について

PM2.5を含む汚染スモッグの空気が、タイでも公害として深刻化しています。

この空気を吸い込んでいると、PM2.5は呼吸器の奥の肺胞などに容易に入ることから、呼吸器が深刻な被害を受けてしまいます。これにより、特に呼吸器系の肺がんやぜんそく、気管支炎などのリスクが高まります。

汚染スモッグの酷い折は、外にいる時はマスクの着用などが必要ですが、通常のマスクでは超微粒子のPM2.5は防げません。N95マスク(*1)や、日本のDS1(*2)のように、PM2.5を防ぐことができるマスクを着用される事が必要です。

*1:米国の規格に基づきNIOSH(米国労働安全衛生研究所)が定めた規格。
*2:日本の厚生労働省が定めた規格。DS1やDS2などの種類がある
DS1は日本の規格のため、タイでPM2.5対応マスクを購入の際は「N95マスク」と言われる方が、伝わりやすいです。

特に小さな子供さんや、妊婦、老人、疾患がある方は、汚染スモッグに被害を受けないよう、気をつけられて下さい。

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