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第101回 目覚しい進化を続けるタイサッカーでの発展途上の選手紹介

2013年3月12日 配信

2013年3月12日 掲載

「夢追人」のタイサッカー珍道中

 「驚異の身体能力とスピードを駆使し相手FWを押さえ込む、抜けるものなら抜いてみろ!! No.24 タクヤ~ イト~!!」…98年のシーズンですか、J2参入に向けて”NTT関東SC”が新チーム名”大宮アルディージャ”と新ユニホームを発表した試合でコールされた俺の名前。アップを終えて一旦控え室に戻った時にこのコールを聞いたんだけど、ホントこの時は興奮したね(まぁこの試合ではファーストプレイで失点に絡み、前半のみで交代と散々だったんだけど…)。

 今のJリーグの選手紹介は大型スクリーンで演出された選手の映像に合わせてサポーターとスタジアムDJが我がチームの色を出して会場を盛り上げているのだけれど、一昔前はスタジアムDJがK-1の選手紹介のように過剰に煽り立てて紹介するのが流行っていた。

 大学の時は「彼のオーバーラップは敵もさながら味方をも驚かす」と紹介されてズッコケた事があったけど…(恥)。

 日本で主流となっている大型スクリーン、残念ながらタイではBuriram UnitedやBangkok Glassと一部のチームしか設置しているスタジアムを持つところを知らない。俺の所属したチームでは、淡々とサポーターの太鼓に合わせて「マイレーク(背番号) ソーン(2) タクヤ イートゥ」と紹介されていた。

 若干古めのスタジアムを使用しているチームが多い現状なのであるが、新スタジアム建設を発表しているチームが増えていて、タイは”選手紹介”に関してはこれからそれぞれのチームの色がサポーターと共に確立されてくるのであろうか。

 後はね、”照明が暗い””VIP席がせり出していて手前側のプレーが見えない”等何ともお粗末な問題が残っているんだけどね。ちなみに昨年のFIFA Futsal World Cupのメイン会場になるはずだった”バンコク・フットサル・アリーナ”、ここは未だに建設が続いていて完成していないという。まぁ新スタジアムに大型スクリーン、タイの選手紹介の確立と…気長に待つことにしましょう(笑)。


伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand

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