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タイには「เหยียบเรือสองแคม(イアップ・ルア・ソーン・ケーム)」という言い回しがあります。対立する二つの側の両方に関係を持ち、どちらにもいい顔をしながら、自分の利益を得ようとすることを意味します。
一艘の舟の左右の縁に、それぞれ足をかけて立つ――そんな不安定な姿を表した言葉です。
どちらか一方に立場を決めるのではなく、両方に足をかけたまま、その時々で都合のいい側につこうとする様子をたとえています。
タイ王立学士院辞典では「二つの側と関係を持ち、両方から利益を得ようとすること」という意味で説明されています。
仕事や人間関係などで、対立する双方とつながりを保ちながら、自分だけはどちらからも利益を得ようとする。そんな状況を「เหยียบเรือสองแคม」と表現します。
「เหยียบเรือสองแคม(イアップ・ルア・ソーン・ケーム)」の「เหยียบ(イアップ)」は「踏む」、「เรือ(ルア)」は「舟」、「สอง(ソーン)」は「二つ」、「แคม(ケーム)」は「舟の縁・舷」という意味です。
文字通りには「舟の両方の舷を踏む」となります。
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