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五輪初出場決定のタイ女子バレー、日本人コーチに誹謗中傷 吉田伸氏が代表移籍の経緯を説明

2026年9月1日 配信

バレーボール女子タイ代表でコーチを務める日本人の吉田伸氏が2026年8月31日、自身のnoteを通じて、日本代表からタイ代表へ移った経緯について説明しました。タイ女子代表が史上初のオリンピック出場を決めた直後、SNSなどで「自分の意思で日本女子代表を離れ、タイ代表へ移った」とする認識や、事実とは異なる情報をもとにした批判、誹謗中傷にあたるメッセージが増えているとして、自身の言葉で事実関係を明らかにしています。タイのThe Nationも9月1日、吉田氏の声明を伝えました。



日本代表との契約満了後、タイ代表から声

吉田氏は2025年、女子日本代表でアナリスト兼通訳として活動していました。

当時は期間が定められた契約で、契約期間が満了した後、次の契約は更新に至らなかったと説明しています。

吉田氏は、自身が日本代表を離れることを希望して決めたわけではないと強調。一方で、契約が更新されなかった具体的な理由については説明を受けていないため、自身も理由を説明することはできないとしています。

その後、吉田氏の状況を知ったタイバレーボール協会と監督から声がかかり、タイ代表で仕事をする機会を得ました。

つまり、「自ら日本代表を離れることを選択し、タイ代表へ移ることを決めた」という経緯ではなく、日本代表との契約期間が満了して更新に至らず、その後にタイ代表から新たな機会を得たというのが、吉田氏が説明した経緯です。

「日本のバレーボールへの敬意は変わらない」

吉田氏は、日本バレーボール協会や日本代表に対してネガティブな感情を持っているわけではないとも説明しました。

日本代表で仕事をした時間は大切な経験であり、選手やスタッフから多くのことを学んだとして、現在も感謝しているとしています。

一方、現在はタイ代表のコーチであるため、日本と対戦する際にはタイが勝つために自分の仕事を全うすると表明。それが現在の仕事であり、プロとしての責任だとしています。

コート上で日本と全力で戦うことと、日本のバレーボールに対する敬意は別のものだと説明しました。

タイ代表は日本を破り、史上初の五輪出場決定

吉田氏の声明が注目された背景には、女子タイ代表のアジア選手権での躍進があります。

タイは中国・天津で開催されたアジア選手権で、準決勝で日本を3-1で破って決勝へ進出。8月30日の決勝では開催国の中国を3-2で破り、2大会連続4度目の優勝を果たしました。

これにより、タイ女子代表は2028年ロサンゼルスオリンピックの出場権を獲得。タイ女子バレーボール史上初のオリンピック出場が決まりました。

吉田氏は2024年にも女子タイ代表にアナリストとして帯同。その後、ドイツやフランスのクラブなどで経験を積み、2025年には女子日本代表のアナリスト兼通訳として活動。2026年から女子タイ代表のコーチを務めています。

吉田氏は今回の声明について、誰かを批判したり対立したりするためではなく、事実とは異なる認識による誹謗中傷が続く中で、自身の言葉で事実を伝える必要があると感じたためだと説明しています。

※出典
吉田伸「一度だけ、自分の言葉でお伝えさせてください」
The Nation「Yoshida rejects claims he abandoned Japan for Thailand」
日刊スポーツ「タイ代表の日本人コーチ、誹謗中傷の自制を求める『事実と異なる』就任経緯を説明」

 

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