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タイ北部チェンマイのカフェで、中国人観光客が子ライオンに顔を噛まれて負傷する事故がありました。タイ国立公園・野生動植物局(DNP)第16保護地域管理事務所(チェンマイ)が2026年9月3日に明らかにしました。
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事故が発生したのは8月28日午後1時20分ごろ。チェンマイ市チャンクラン地区にあるカフェを中国人観光客4人が訪れ、子ライオンとの写真撮影サービスを利用していました。
店側の説明によると、観光客は入場前に手の消毒や注意事項の確認、スタッフからの説明を受けていました。しかし、このうち1人が子ライオンを抱き、顔を近づけたところ、子ライオンが振り向いて顔を噛んだということです。
観光客の顔には牙による傷が2カ所でき、店側が応急処置をした後、チェンマイ・セントラル・メモリアル病院へ搬送。傷の治療に加え、破傷風と狂犬病のワクチン接種を受けました。
店側は利用したパッケージ料金を全額返金し、さらに4,000バーツを補償金として支払ったと説明しています。
第16保護地域管理事務所は9月2日午後2時、職員をカフェに派遣し、子ライオンの飼育状況や関連書類を確認しました。
当局によると、この場所で展示されていた子ライオンは4頭で、第2保護地域管理事務所(シラチャ)の許可に基づき、8月17日から9月16日までの期間限定で展示・写真撮影を目的に一時的な飼育場所の変更が認められていました。移送や飼育に関する書類上の手続きには問題が確認されなかったとしています。
一方、管理対象となっている野生動物に関する緊急事態などが発生した場合、飼育者は24時間以内に当局へ報告する必要がありますが、店側は今回の事故を届け出ていませんでした。このため当局は書面で警告しました。
また当局は、事故の再発防止に向けて安全管理を強化するよう指示。今後は観光客などの第三者がライオンや子ライオンを抱いたり、直接触れたりすることを禁止しました。
第16保護地域管理事務所は、猛獣との近距離での接触には高い危険性があるとして、観光客の安全だけでなく動物福祉の観点からも管理を徹底するよう求めています。
同事務所は今後も施設の運営状況を確認し、野生動物の保護や飼育に関する法令が守られているか継続的に監視するとしています。違反や危険な行為を発見した場合は、森林保護ホットライン「1362」で24時間通報を受け付けています。
※出典
タイ国立公園・野生動植物局(DNP)「チェンマイのカフェを調査、子ライオンが中国人観光客の顔を噛んだ事故」
Thai PBS「子ライオンを抱く行為を禁止、中国人観光客が噛まれたチェンマイのカフェ」
Thairath「第16保護地域管理事務所がチェンマイのライオンカフェを警告」
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