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バンコクの減量クリニックに15日間の営業停止命令 未承認薬使用や無資格者による施術が発覚

2026年6月5日 配信

タイ保健省健康サービス支援局(Department of Health Service Support:DHSS)は2026年6月4日、バンコク・ラムイントラ地区の減量クリニックに対する調査を実施し、複数の法令違反が確認されたとして15日間の営業停止を命じたと明らかにしました。

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今回の調査は、減量注射を受けた女性患者が重度の嘔吐などの症状を起こして病院へ搬送されたとの訴えを受けて行われたものです。患者の家族によると、クリニックでは医師による診察や問診が行われず、医師助手が注射を実施していたとされています。

DHSS、タイ食品医薬品局(FDA)、消費者保護警察が合同で調査した結果、患者は2026年5月29日に減量目的で来院。当初は「マンジャロ」の使用を希望していましたが、クリニック側は「NOVOTRIMPLUS/VitaPeptix」という別の製品を勧め、注射を実施しました。

患者は翌30日に発熱を訴え、クリニックから副作用の可能性を説明されたものの、31日には症状が悪化し、サーイマイ地区の私立病院へ入院したとされています。

立ち入り調査では、以下の問題が確認されました。

・減量薬の注射を行ったのが医師ではなかった
・院内の一部を無許可で改装していた
・患者カルテ(OPDカード)の記載が不十分で、担当医の署名がなかった
・薬剤の包装にクリニック名や有効期限など必要な表示がなかった

さらに、FDAと消費者保護警察の調査で、「NOVOTRIMPLUS/VitaPeptix」がタイで正式に登録されていない未承認薬であることも判明しました。

これを受け当局は関係法令に基づく処分を進めるとともに、クリニックに対して即時15日間の営業停止を命じました。

DHSSは、医薬品や医療製品はFDAによる品質・安全性の審査と登録を受けていることが重要だと強調。特にダイエット関連商品については、「3~7日で効果が出る」「食事制限や運動が不要」といった過大な宣伝には注意が必要だと呼びかけています。

利用者に対しては、施術前に使用する薬剤名を確認し、FDAのデータベースで登録状況を調べるよう求めています。未承認薬の疑いがある場合は当局へ通報するよう呼びかけています。