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国境で保護されたライオン「メリー」と「クリスマス」を治療 タイ国立公園局が長期ケアへ

2026年1月9日 配信

タイ国立公園・野生動物・植物保全局は、ラチャブリー県のカオソン野生動物繁殖ステーションで保護されているライオン2頭に対し、獣医チームを動員して治療を行ったと発表しました。2頭は「メリー」と「クリスマス」と名付けられており、いずれも重度の排泄障害が確認されていました。

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同局によりますと、2026年1月8日、施設スタッフから食欲の低下や排便時の強い苦痛、排泄困難といった異常が報告され、緊急で獣医チームが派遣されました。獣医師らは麻酔下で腹部のX線検査を実施し、2頭とも腸の末端部分に糞便が強く詰まった状態であることを確認しました。

検査の結果、大型の異物による腸閉塞は見られなかったため、腸内洗浄を実施し、詰まっていた糞便を除去しました。排出された内容物からは、毛、砂、小さな動物の骨片が大量に確認され、これらが排泄障害の主な原因と判断されています。

治療後は、点滴による水分補給(静脈および皮下)、抗生物質、抗炎症薬、鎮痛薬、栄養補助薬などによる支持療法が行われました。また、口腔内の検査と追加のX線撮影により、虫歯や歯石の大量付着が確認され、摂食に影響を及ぼしていたことから、歯石除去も実施されました。あわせて、全身状態を詳しく確認するための血液検査も行われています。

この2頭のライオンは、2025年12月25日、タイ東部トラート県ムアン郡チャムラック地区の国境付近で、海兵隊によって保護された動物です。(タイに野生のライオンがいるわけではありません)
その後、カオソン野生動物繁殖ステーションに移送され、到着がクリスマスの朝だったことから、雌が「メリー」、雄が「クリスマス」と名付けられました。

治療後、2頭はいずれも麻酔から順調に回復し、合併症は確認されていません。現在は、投薬管理、食事内容の調整、排泄状況の継続的な観察を含む長期的な健康管理計画が進められており、同局は今後も動物福祉の確保と適切な飼育環境の維持に努めるとしています。

 

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