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タイ商務省、在来米を高付加価値化 「アーティザンライス」としてプレミアム市場へ展開

2026年1月2日 配信

タイ商務省は、タイ米を従来の価格競争に依存した一次産品としての輸出から転換し、香りや食感、機能性に優れた高付加価値商品として位置づける方針を示しました。新たに「アーティザンライス(Artisan Rice)」と呼ばれるカテゴリーを打ち出し、健康志向の消費者やプロの調理現場を主なターゲットに展開します。2025年12月31日にタイ政府メディアNNTが伝えています。

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アーティザンライスは、チャーハン向け、粥向け、低GI食品向けなど用途別の特性を重視した品種で構成され、従来の汎用的な米とは異なる価値訴求を行います。

官民や研究機関との共同研究により、商業的な可能性が高い在来タイ米の系統がおよそ900グループ特定されました。これらの在来米は独自の遺伝的特性を持ち、国内外市場において高付加価値での展開が可能とされ、国際的なタイ米の競争力強化につながると期待されています。

この政策は、これまで未精米の籾を低価格で販売せざるを得ず、交渉力も限られていた小規模農家が抱えてきた構造的課題への対応策でもあります。地域の知識を生かした在来米や地理的表示(GI)米を高度化し、付加価値型の生産へ移行することで、農家の所得向上と市場での発言力強化を目指します。

すでに取り組みは始まっており、200のモデル農家グループを生産体制や市場対応力に応じて3段階に分類しています。有機認証を取得済みのグループは新市場開拓を進め、現在20品種がドバイなど中東市場で試験販売に入っています。発展段階のグループには加工設備の整備や地元レストラン、ホテルとの連携支援が行われ、初期段階のグループには品種選定や精米技術、販路構築に関する研修が提供されています。

認知度向上策として、タイ商務省はHeliconia H Groupと連携し、アジア各地で放送される料理番組においてアーティザンライスを主要食材として紹介する予定です。さらに、タイ国際航空、エアアジア、バンコクエアウェイズと協力し、空港ラウンジや機内食での提供も進められています。

タイ商務省は、用途別・機能別に差別化したタイ米の展開を通じ、農家の持続的な収益基盤の確立と、タイ米ブランドの国際的価値向上を図るとしています。

 

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