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タイ発“本当に使えるAI” Mantra Easy Media、BytePlusと戦略提携で始動

2025年12月26日 配信

タイのAI企業 Mantra.AI は、BytePlus のタイ法人である BytePlus Thailand と戦略的パートナーシップを締結し、AIを活用したスマートメディアプラットフォーム「Mantra Easy Media」を発表しました。
同プラットフォームは、使いやすさと実用性、スピードを重視し、タイのSMEやオンラインビジネス向けに設計されています。

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Mantra Easy Mediaは、コンテンツ制作にとどまらず、制作工程、コミュニケーション、双方向体験までをAIで支援する統合型プラットフォームです。タイの利用者や市場環境に合わせて最適化されている点が特徴で、AIを実務に落とし込むことを重視した設計となっています。

BytePlus Thailandのシニア・バイスプレジデントは、「AI競争は、最先端のモデルを持つことではなく、AIを実際に使い、測定可能なビジネス成果を生み出せるかどうかにある」と述べ、今回の協業が実用性重視のAI展開を象徴するものであると説明しました。

Mantra Easy Mediaには、BytePlusの中核AI技術が組み込まれており、企業向け動画生成を可能にする「Seedance」、ビジュアル表現を強化する「Seedream」、司会者やブランドプレゼンターとして活用できるAIデジタルヒューマン「OmniHuman」、さらにリアルタイムで対話が可能な対話型AIなどが含まれています。これにより、企業はコスト削減と業務の効率化を図りながら、新たな収益モデルの構築を目指すことができます。

市場展開の面では、同プラットフォームはメディア分野に限らず、教育、観光、企業向けの全国規模コミュニケーションなど、幅広い分野への応用が想定されています。AIの実用的な導入を通じて、生産性向上やタイ企業の競争力強化につながることが期待されています。

MantraのCEOは、「小規模なチームからスタートし、異なる分野の専門家を集めることで、AIが人を支援し、場合によっては人の代わりに信頼して任せられる仕組みを構築してきた」と述べ、Mantra Easy Mediaが現実の業務を支えるAI基盤であることを強調しました。

Mantraは本プラットフォームの開発に5,000万バーツ以上を投資しており、スタートアップやSME、企業向けに、AIによる動画制作、インフォグラフィック生成、チャットボット作成などを容易に行える環境を提供します。2026年には売上2億バーツ超、利用者2万人以上を見込んでいます。

Mantra Easy Mediaは、「創造」「対話」「人材活用」の3つのモジュールで構成され、AIによる映像・音声生成、顧客対応や情報管理を行う対話型AI、クリエイターと企業を結ぶマーケットプレイス機能を備えています。

今後は、視覚障がい者が音声操作で利用できる機能の開発や、子ども向け絵本、仏教経典に基づいた書籍などのAIコンテンツ展開も計画されています。
Mantra Easy Mediaは、複雑さを表に出さず、利用者には「簡単で的確な結果」だけを提供するAI基盤として、タイ発の実用型AIプラットフォームを目指しています。

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