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タイ政府メディアNNTは2025年12月13日、タイ陸軍が、カンボジアの行動が国際ルールや規範に反するとして強い懸念を表明する声明を出したと伝えました。声明は、軍事・人道・情報の各側面で「繰り返し違反がある」として、地域の不安定化や民間人の危険につながっていると訴えています。
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声明でタイ陸軍は、国際社会と関係機関に対し、事実関係の検証、調査、そしてカンボジアの行為の非難を求めました。主張の柱として、次の5点を挙げています。
1,古代遺跡の軍事利用
カンボジアが古代遺跡を軍事拠点・作戦地域として使用しているとし、文化財保護の原則に反し、世界的な文化遺産への損害リスクを高めると主張。
2,民間地域を砲撃拠点に利用
民間コミュニティを攻撃の発射拠点として用い、住民を危険にさらしていると指摘。国際人道法上の民間人保護に反する可能性があるとしています。
3,対人地雷の不法使用
カンボジアがオタワ条約の締約国でありながら、対人地雷を秘密裏に使用していると主張。さらに国際支援機関に対する印象操作で資金確保を狙っているとも述べています。
4,タイ国内の民間目標への攻撃
タイ国内の民間目標が攻撃されたとして、混乱と深刻な影響が生じ、20万人超の非戦闘員が避難を余儀なくされたとしています。
5,虚偽情報の拡散と根拠のない非難
タイが侵略側である、先に武力を用いた、化学兵器を使用した――といった主張が「証拠のない虚偽」だとして否定し、国際的イメージを損なう狙いだと批判しました。
一方でタイ陸軍は、タイは平和を望む国で侵攻の意図はなく、軍事行動は国際法・人道原則・交戦規定の枠内で、主権や民間人の安全、領土保全への脅威に対する自衛権の行使だと強調。国際社会に対し、事実に基づく判断と、法・真実・責任の原則に立った対応を呼びかけています。
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