山川穂高選手によるバンコク野球教室が盛況のうちに終了

一般社団法人NB.ACADEMYは、2025年12月にタイ・バンコクで開催した山川穂高選手による特別野球教室が、盛況のうちに終了したと発表しました。福岡ソフトバンクホークスの主力として活躍し、日本シリーズMVP受賞経験もある山川選手が、海外で初めて直接指導を行う機会となり、現地在住の子どもたちを中心に約150人が参加しました。

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この野球教室は、アジア地域における野球振興を目的とするとともに、12月13日から20日にインドネシア・ジャカルタで開催予定の「第2回アジア甲子園大会」に向けた取り組みの一環として実施されました。当日は、バッティング練習やデモンストレーションのほか、考え方やメンタル面に関するアプローチなど、実践と理論の両面から指導が行われました。

参加した子どもたちは、トップレベルの選手と直接触れ合いながら、技術だけでなく野球の楽しさや挑戦する姿勢を学びました。保護者からは、守備と打撃の両面で丁寧な指導を受けられたことや、子どもたちが目を輝かせて取り組む姿が印象的だったといった声が寄せられています。

山川選手は、初めての海外指導について「国や言語が違っても、野球を通じて交流できたことが印象に残っています。環境が十分に整っていない中でも、野球が好きだという気持ちが強く伝わり、逆に子どもたちからパワーをもらいました」とコメントし、今回の教室が野球を楽しく続けるきっかけになればうれしいと語りました。

一般社団法人NB.ACADEMYは、これまでタイをはじめ、インドネシア、シンガポール、マレーシア、フィリピン、ベトナムの6か国で野球教室などのイベントを実施してきました。今後も東南アジア各国での野球振興活動を重要な取り組みと位置付け、野球教室や交流プログラムを通じて、次世代の選手育成や地域コミュニティとの連携強化を進めていくとしています。

同団体は、日本の野球文化を海外に普及させることを目的に2022年に設立されました。今後もアジア全体での野球文化の発展を目指し、アジア甲子園大会の成功に向けた活動を継続していく方針です。