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タイ南部ソンクラー県では2025年11月25日夜、洪水がさらに悪化し、県全域で非常事態レベルの危機的状況に入りました。特にハジャイ郡では豪雨とサダオ郡からの強い流入により、市内の一部で水位が1〜4メートルに達し、主要道路が寸断され、複数の地域が孤立状態となっています。タイ政府メディアNNTが伝えています
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タイ南部ソンクラー県で非常事態宣言 軍最高司令官を指揮官に任命、救助活動を強化
被害は25日深夜の時点で16郡118行政区、909村、252コミュニティに拡大し、32万世帯・約83万6千人に影響が及んでいます。これは2010年の洪水被害を上回る規模で、これまでに1万609人が避難し、その多くがハジャイ郡からと報告されています。また、県内で5人の死亡も確認されています。
避難者はソンクラー大学、ソンクラー・ラチャパット大学、タクシン大学、市内の学校などに開設された避難所に移り、現在8,750人以上が保護されています。現地では職員やボランティアが医療支援、物資配布、避難者の生活支援を続けています。
救援活動は今年最大規模となり、軍や関係機関は大型トラック、排水ポンプ、特殊車両、ボート、ヘリコプター7機を投入しています。これまでに12万1千食以上の弁当、11万2千セットの飲料水、3万5千個の救援物資、1万3千セット近い医療キットが配布され、軍第42管区の野外キッチンでは孤立地域向けの食事が継続して調理されています。
政府はレベル4の緊急事態を発令しており、全軍最高司令官が現場指揮官として、全国の軍・行政機関と連携しながら救助と状況安定化に向けた対応を加速しています。
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