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パタヤ沖で漁船が転覆した事故で、乗船していた計15人がいずれも救助されました。パタヤ海上救助隊などが2025年11月21日に、明らかにしました。
関係者によると、事故が起きたのは午前9時頃。バンコクから訪れていた家族ら14人が乗った漁船「タレー・トーン号」は、パタヤのバリハイ桟橋を出港し、目的地のマラウィチャイ島へ向けて航行中でした。船の排水用ポンプが故障し、船長が修理のため操舵室を離れた際、強い波と風により船体が横波を受けて転覆したということです。
乗船者は氷の入ったクーラーボックスや浮輪、燃料タンクなどにつかまりながら約7時間にわたり海上に漂流。一部は救命胴衣を着用していました。午後5時頃、パタヤ海上救助隊が沖合で13人を発見し、船に引き上げました。救助時、乗船者は疲労や低体温、海水を誤嚥した症状が見られたといいます。
さらに、転覆後に泳いでマラウィチャイ島へ向かった4人が島で住民に助けを求め、救助隊が迎えに向かったことで、最終的に全15人の無事が確認されました。
最も重い症状だったのは船長で、救助時は意識を失っており、救助隊が応急処置を行ったうえで病院へ搬送されたということです。
事故が発生した地点はパタヤの沿岸から約15海里、マラウィチャイ島からは約2海里離れています。転覆の原因について、当局が詳しい状況を調査しています。
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