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タイ中央捜査局(CIB)は2025年11月17日、銀行職員を名乗る詐欺電話に関する注意喚起を発表しました。詐欺グループは「銀行口座がハッキングされている」「不審な取引が確認された」などと偽り、被害者にATMへ向かわせたり、モバイルバンキングを開かせたりして「アカウント凍結」「本人確認」などを急がせます。
しかし、これらの操作は口座凍結ではなく、実際には犯人の指示どおりに被害者自身が“送金”してしまう仕組みだといいます。犯人は「凍結コード」「安全認証コード」などと説明しながら数字の入力を促しますが、実際にはそれが“受取用の口座番号”や“送金額”にあたります。指示どおり送金手続きや確認ボタンを押すと、口座から資金が奪われる危険があります。
CIBは、同様の電話を受けた場合の対処として次の行動を推奨しています。
・すぐに電話を切る
・ATMへ行かない、アプリを開かない
・不安な場合は、銀行の「公式番号」に自分でかけ直して事実を確認する
また、銀行には「ATMやモバイルバンキング操作で口座凍結を依頼するよう求めることは一切ない」との方針があります。
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