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教室に響いた警鐘、CIBが描いた“見えない戦場の地図”

2025年11月13日 配信

タイ警察中央捜査局(CIB)は、サイバー犯罪への理解を深めるため、ノンタブリー県のベンチャマラチャヌソン校で講演活動を実施した。CIBの広報チームとタイPBSの「市民ステーション」チームが協力し、学生たちに“デジタル社会を生き抜くための盾”を授けた。



講演では、学齢期の若者が遭遇しやすいサイバー犯罪の手口が具体的に紹介された。いわゆる「口座貸し(アカウントミュール)」の勧誘、SNSを使った“ミッション詐欺”、さらには“写真を金銭と引き換えに送らせる”危険な誘い。AI技術を悪用した偽映像による詐欺まで、CIBは事例を交えながら警鐘を鳴らした。

教室の空気は、笑い声と緊張が交錯していた。スクリーンに映し出される架空のチャット画面に、学生たちは真剣な表情で見入る。CIBの担当官は、スマートフォンを掲げながら語った。「小さなクリックが、人生を狂わせることもある。」──その一言が教室の空気を変えた。

それは講義だったのか、あるいは警告だったのか。いや、そんな問いなど意味はなさない。CIBが伝えたのは“未来への予防線”であり、誰もが戦士となるための意識だった。

「ネットの向こうにも、あなたの人生がある」──そう心の中で叫んだかどうかは不明だが、CIBの言葉は確かに響いた。若者たちがスマートフォンを見つめる眼差しには、かすかな決意が宿っていた。

教室という名の最前線で、CIBは戦っていた。銃も手錠も使わず、言葉と知識で未来を守るために。

タイ中央捜査局(CIB)
プロフェッショナルで中立、国民と共に。

 

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