ラヨーン県で男が銃乱射し立てこもり　警察が包囲、住民を避難

【ラヨーン】2025年11月10日午後1時頃、ラヨーン県クラーン警察署に対し、住民から「男がコミュニティ内のゴム園で銃を乱射している」と通報が入りました。周辺住民に大きな恐怖を与えました。タイ政府メディアNTB Connextが伝えています。

通報を受け、警察は特別作戦部隊（NPP）とともに現場へ急行。到着した際、黒いタンクトップと長ズボンを着用した24〜25歳の男（後に「ジョー」氏と判明）が、空へ向けて発砲したり、ゴム園内に向けて発砲したりする様子が確認されました。発砲は少なくとも10発以上とみられ、その後男は建設中の高架橋付近のバリア内に逃げ込み、身を隠しました。

警察は説得を行いましたが、男は応じず、さらに警察に向けてもおよそ11発の銃撃を行ったため、付近一帯は緊急封鎖が実施されました。現在も男は断続的に発砲しており、警察は包囲と説得を続けています。

安全確保のため、周辺住民は避難措置が取られており、警察は「地域外へ逃走させないこと」「市民の被害防止」を最優先に、男の身柄確保にあたっています。