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東部経済回廊(EEC)で進められている、高速鉄道でドンムアン空港・スワンナプーム空港・ウタパオ空港を結ぶ「3空港連結プロジェクト」について、タイ政府は事業の遅れが長期化している状況を踏まえ、関係機関と民間事業者による協議を再開します。2025年11月4日の各報道が伝えています。
このプロジェクトは、2019年10月に共同投資契約が締結されました。運営事業者には、CPグループが主要株主となっている Asia Era One が選ばれています。しかし、新型コロナウイルスの影響などを背景に、事業計画の見直しが必要となり、契約の修正手続きが長期間進まない状態が続いています。
特に、公共側が支援金を支払うタイミングの変更をめぐり、契約内容が法律に抵触する可能性が指摘されており、政府は慎重な検討を進めています。これまでに検察や行政機関から複数の意見が示されていますが、最終的な合意には至っていません。
交通省関係者によると、11月14日にタイ国鉄(SRT)、Asia Era One、検察庁などが参加する協議が行われる予定です。協議では、契約内容の修正案や代替案を含め、事業を円滑に進めるための方向性を確認する見通しです。
高速鉄道3空港連結は、EECの中で主要インフラとして位置付けられており、政府は現政権の期間中に一定の結論を出す方針を示しています。契約締結から6年以上が経過し、正式な工事開始に至っていない状況の中、次回の協議に注目が集まっています。
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