タイ国内旅行の税控除優遇を延長、主要観光地の一部地区が新たに対象に

タイ湾「コーカイ：ก」のクチバシの先へ行く＠ペチャブリ県

タイ政府は、主要観光地の一部地区を対象に、国内旅行者への税控除優遇措置の延長を承認しました。これは「第2都市旅行インセンティブ」に準じるもので、地域経済の活性化と年末旅行の促進を目的としています。優遇期間は2025年12月15日まで継続されます。

政府副報道官のラリダー・ペリスウィワタナ氏によると、この取り組みはアヌティン・チャーンウィーラクン首相の指導のもとで進められており、地域経済の回復と国内観光の促進を目指す政府方針の一環です。歳入局の告示第456号に基づき、個人納税者は指定地区での旅行費用を、第2都市旅行インセンティブと同率で税控除として申請することができます。

対象地区には、クラビー、チェンマイ、ナコンラチャシーマー、チョンブリー、スラタニといった主要観光県の一部地区が含まれるほか、カンチャナブリー、ペッチャブリー、パンガー、ラヨーン、アユタヤ、サラブリー、コンケーン、チャチュンサオ、ソンクラーなども対象に追加されました。これらの地域はいずれも観光資源が豊富で、旅行者受け入れ能力が高いと評価されています。

このプログラムは2025年10月28日から12月15日まで実施され、旅行需要が最も高まる時期に合わせたものです。政府は、国内旅行の促進と地域ビジネスへの消費拡大を通じて、地域経済の持続的な成長につながることを期待しています。