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タイ気象局は、11月7日から9日にかけてフィリピンを通過し南シナ海へ入る見込みの低圧部について、今後の発達状況を注視していると発表しました。海上の環境条件が整えば、熱帯低気圧、または台風へと発達する可能性があるとしています。
この低圧部は西へ進み、ベトナム沿岸へ接近または上陸する見通しですが、タイ北部から流れ込む冷たい気団の影響で勢力を弱める可能性もあります。そのため、現時点ではタイ国内で大きな影響が出る見込みは低いとされています。ただし、全国的に雲が多くなり、一部地域で小雨が降る可能性があるため、農業従事者に対しては収穫期の作物管理に注意を呼びかけています。
あわせて同局は、11月1日から2日にかけて北部および南部上部で天候の変化が見られ、局地的に強い雨が降る恐れがあると警告しました。特にナコーンサワン、ウタイターニー、チャイナート、スパンブリー、ラオブリー、サラブリー、ナコーンナーヨック、ペッチャブリー、プラチュワッブキリカーン、チュムポーン、ラノーン、パンガーの各県では注意が必要です。
今回の不安定な天候は、強いモンスーンの帯が南部上部とタイ湾を通過し、南シナ海の低圧帯に接続していることが原因とされています。気象局は市民に対し、雨による道路状況の悪化や一時的な冠水への備えを呼びかけるとともに、健康管理にも十分注意するよう求めています。
同局では、南シナ海で低気圧や台風が発生した場合、少なくとも3日前には警報を発出する体制をとっており、現時点では過度な心配は不要としていますが、最新の情報をこまめに確認するよう呼びかけています。
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