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2025年10月21日、タイ国立天文学研究所(NARIT:National Astronomical Research Institute of Thailand)は、「レモン彗星(C/2025 A6 Lemon)」がこの日、地球に最も接近したと発表しました。観測はタイ北部チェンマイ県のドイプイ山から行われたもので、彗星は光度4.5等級に達し、条件が良ければ肉眼でも見える明るさになっていると報告されています。
ただし、NARITによると観測は容易ではなく、太陽が沈んだ直後のわずかな時間しか姿を現さないため、夕暮れの明るさに紛れて見つけにくいとのことです。
この1〜2週間でレモン彗星は徐々に明るさを増しており、10月29日から31日にかけて最も明るくなると予想されています。空が暗い場所では肉眼で確認できる可能性もあり、11月8日に太陽へ最接近する頃にはさらに明るくなるかもしれません。一方で、太陽に近づく過程で崩壊し、塵となって消えていく可能性も指摘されています。
天文ファンの間では、かつて注目を集めた「紫金山–アトラス彗星(ZTF)」のように、夜空を飾る壮観な姿が見られるのか期待が高まっています。
現在、レモン彗星は日没後の西の空に出現しており、観測を希望する人は以下のサイトで最新の位置情報を確認できます。
👉 TheSkyLive – C/2025 A6 Lemon
(情報提供:NARIT/COBS 画像提供:Dr. Sarun Posayachinda)
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