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タイ政府官報は2025年10月15日付で、アプリ「LINE MAN」に内包されるオンラインマーケット機能「LINE MAN Mart」を、「デジタルプラットフォームサービス事業に関する政令(DPS法)」に基づく“高リスク型プラットフォーム”として正式に指定しました。
発表によると、電子取引開発庁(ETDA)は近年のデジタルサービス多様化を受け、1つのアプリで複数機能を提供する複合型プラットフォームのリスクを再評価。その結果、「LINE MAN Mart」を“オンライン市場(Marketplace)”として分類し、DPS法第20条に基づく追加義務を課すとしました。
具体的には、
・出店事業者(店舗)の本人確認および登録の義務化
・標準規格が必要な商品の場合、その表示またはマークの明示
・不適切な商品や虚偽表示などに対応する「Notice and Takedown(通知・削除)」システムの導入
などが求められます。
ETDAは、TikTok Shopなど既に19の高リスクプラットフォームを指定済みであり、今回の「LINE MAN Mart」追加により、監督・規制対象がさらに拡大しました。これらの指定は、消費者保護や市場の健全性維持を目的としており、事業者はより高い透明性と安全性を担保する必要があります。
DPS法(2022年公布)は、デジタルプラットフォーム事業者に対し、事業登録、情報開示、利用者保護措置を義務付けるもので、違反時には罰則の対象となります。
出典:ราชกิจจานุเบกษา(官報)告示 ธพด. 7/2568(原文PDFはこちら)
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