タイで中国人違法ガイドが買い物強要、中国大使館が注意喚起

 「格安ツアーに注意」　タイ当局が旅行会社を調査中 

2025年10月15日、在タイ中国大使館は公式Facebookで、タイ国内で中国人による違法ガイド行為が確認されたことを受け、中国人観光客に注意を呼びかけました。

ここ数日、SNS上では「ツアー中に買い物を強要された中国人旅行者」の映像が拡散しています。大使館はこの問題を重く受け止め、直ちにタイ観光警察およびタイ国政府観光庁（TAT）と連携し、事実関係の確認を行いました。

タイ当局の調査によりますと、問題のガイドは中国籍でタイのガイド免許を保有しておらず、観光客に商品購入を強要して販売手数料（コミッション）を得ようとしていたことが判明しました。現在、関係する旅行会社に対しても調査が進められています。

大使館は投稿の中で次のように呼びかけています。
「“格安ツアー”をうたう旅行商品には十分注意してください。グループツアーを選ぶ際は、ライセンスを持つ信頼できる旅行会社を利用し、正式な契約書を交わすことをおすすめします。」

また、タイの法律では外国人が観光ガイドとして働くことは禁じられています。万一トラブルが発生した場合は、タイ観光警察ホットライン1155または在タイ中国大使館の領事保護ホットライン02-245-7010へ連絡するよう呼びかけています。