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タイのパタナ・プロムパット保健大臣は、腎臓疾患の治療格差をなくすための政策を加速させています。政府が推進する「どこでも30バーツ治療、どこでも無料透析」政策のもと、全国で腎臓医療サービスを拡充し、患者の自己負担を軽減する方針です。2025年10月14日のタイ政府メディアNNTが伝えています。
特に、末期腎不全の最善治療とされる腎移植については、全国12の保健地域すべてに移植センターを設置し、臓器提供から手術までを担う「腎臓摘出チーム(RRT)」を配備する計画です。これにより、地方でも高水準の腎臓医療を受けられる体制を整えます。
あわせて、国民保健保障機構(NHSO)は、透析治療の費用精算基準を見直し、患者が医師の指導のもとで適切な治療法を選べるようにします。政府は、透析センターの監査や医療費の包括管理を強化し、予防から緩和ケアまで一貫した支援体制の確立を目指しています。
パタナ大臣は、「誰もが公平に治療を受けられる社会を実現したい」と述べており、タイの医療制度全体の底上げにつながる改革として注目されています。
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