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電力職員が請求書をゴミ箱に捨てる、その目的が明らかに?

2025年10月14日 配信

2025年10月14日、タイ東北部ブリラム県プラコーンチャイ郡で、電力公社の職員による不可解な行動が報告され、関係当局が調査を始めました。住民が撮影した映像には、電力公社の職員とみられる人物がバイクで各家庭を回り、電気メーターを機器で読み取って請求書を印字したあと、本来は玄関先に差し込むはずの紙をゴミ箱に捨てる様子が映っていました。各報道が伝えています。



住民がゴミ箱を確認したところ、捨てられていたのは電気料金の支払いを催促する「督促票」でした。地域では「住民が通知を受け取らないまま支払い期限を過ぎれば、電力を停止しやすくなるのではないか」との疑念が広がっています。一部では、メーターを取り外して再設置する際に発生する手数料を狙った行為ではないかとの見方も出ています。

プラコーンチャイ支局の電力マネージャー、クリット・ナラットキット氏は現地を訪れ、住民から映像を受け取って事実関係を調査しました。同氏によると、電力料金の徴収業務は三つの段階で行われており、いずれも電力公社が外部の請負業者に委託しているということです。

第一段階は検針と請求書の配布、第二段階は未払い者への督促、そして第三段階は電力供給の停止とメーター取り外しです。これらの業務の多くは、実際に電力公社の現職職員が自ら会社を設立して受託しているケースもあり、「どの作業を行えば報酬を多く請求できるか」に詳しい構造になっていると指摘されています。今回のような行為は、その仕組みを悪用したものではないかとの見方も出ています。

電力公社では、今回の映像や証拠をすべて回収し、詳しい調査を進めています。意図的な行為であると確認された場合は、社内規定に基づいて処分を行う方針です。地域の住民からは「公共サービスとしての透明性を守り、再発を防いでほしい」との声が上がっています。

 

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