|
|

タイ南部スラタニ県パンガン島で2025年10月13日、観光警察は、観光ビザで滞在していたレバノン人の男を逮捕しました。男は無許可でバイクや車を外国人旅行者に貸し出す違法レンタル業を営んでいたとされ、警察はバイク12台と乗用車1台を押収しました。各報道が伝えています。
当局によると、この男は過去にも同様の違法就労で摘発・国外退去処分を受けており、再入国後に再び違法営業を行っていたことが確認されました。
警察は通報を受け、「キーキング(Key King)」という店の前で外国人観光客にバイクの操作を教えている男を確認。男は外国人女性から現金でレンタル料金を受け取り、燃料補給や車両点検などを行っていたといいます。身分確認の結果、男は観光ビザ(TR-60)のみを所持し、労働許可証は持っていませんでした。
取り調べに対し男は、「ジーン」という名前を使い、通信アプリを通じて主にイスラエル人観光客にレンタルを行っていたと供述。料金は1日250〜350バーツで、顧客とは主にメッセージでやり取りしていたといいます。店舗の所有者を名乗る女性は、男がかつての夫であり、同情心から店舗前のスペースを貸していたと説明しました。
押収されたバイクはスラタニ、クラビ、プーケット、チュンポーン、ナコンシータマラート、ヤラーなど南部各県の登録番号を持つもので、観光客に無許可で貸し出されていました。
警察によると、この男は2024年4月にも違法就労(給水車の運転)で逮捕・送還された経緯があり、その後観光ビザで再入国していました。連行の際、男は警察に対して嘲笑や脅迫的な言動を見せ、反省の様子はなかったといいます。
男は「労働許可証なしでの就労」および「無許可営業」の容疑でパンガン警察署に送致され、起訴される見込みです。
▼関連記事
関連記事
新着記事