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セントラル・ラプラオは閉鎖か継続か?~契約延長の行方とザ・セントラルという後継者

2025年10月12日 配信

バンコク北部のショッピングモール「セントラル・ラプラオ(Central Ladprao)」が、再び注目を集めています。45年前に誕生したこの老舗モールは、現在タイ国鉄(SRT)の土地を借りて運営されており、リース契約が2031年12月18日に満了予定とされています。その更新交渉が難航していると、タイの複数メディアが伝えています。



「閉鎖の噂」を否定した過去

2022年12月当時、SNS上で広まった「2028年閉鎖説」を受けて、運営元のセントラル・パタナ(CPN)は「閉鎖の噂は虚偽であり、投資は続けている」と明言していました。当時の発表により、「セントラル・ラプラオは継続する」との見方が強まりました。

ザ・セントラル パホンヨーティン建設へ

その後、セントラル・パタナは約210億バーツを投じて新たな大型商業施設「ザ・セントラル パホンヨーティン(The Central Phahonyothin)」の建設を進めています。2026年第4四半期の開業を予定しており、敷地はセントラル・ラプラオからわずか300メートル先。延床面積は45万平方メートルを超え、コンベンションホールも併設される予定です。

近接する2施設、競合ではなく“共存”

マーケティング誌「Positioning Thailand」は、両施設の距離の近さに注目しながらも、「ラプラオとパホンヨーティンはコンセプトが異なるため競合しない」と分析しています。

同誌によりますと、両者の立地は北バンコクでも特に人口と購買力が集中する“メガキャッチメントエリア”にあり、セントラル・ラプラオがタイ国鉄所有地であるのに対し、パホンヨーティンはセントラル・パタナが自社所有地に建設していることから、「リスク分散と長期安定運営を目的とした戦略的投資」とされています。

契約更新の焦点は「土地リース料」

タイのニュースメディア「Matichon」によりますと、セントラル・ラプラオの土地リース更新をめぐり、タイ国鉄の子会社SRTAが新たなコンサルタントを起用して賃料再評価を行っており、前回更新時(20年間で約212億9,800万バーツ)を上回る金額が提示される可能性があるとしています。

条件次第では、セントラル・パタナが撤退を検討する可能性もあると伝えられています。その一方で、セントラル・ラプラオの顧客を逃さないために、パホンヨーティンを“新たな拠点”として準備しているとの見方も報じられています。

“後継者”としてのザ・セントラル

「Matichon」では、業界関係者の見解として「『ザ・セントラル パホンヨーティン』はラプラオの“ตัวตายตัวแทน(身代わり・後継)”のような存在である」と伝えています。記事では、老朽化したセントラル・ラプラオを将来的に建て替える可能性にも言及しています。

ラプラオは「終わり」ではなく「進化」

複数の報道を総合すると、セントラル・ラプラオは閉鎖されるのではなく、再構築や再開発の段階に入っているとされています。

契約が延長されれば再開発として、もし更新が叶わない場合には、代替拠点として“ザ・セントラル・パホンヨーティン”がその役割を担う可能性が指摘されています。

いずれのケースでも、2つの施設が連携しながらエリア全体を支える構想が示されており、今後の動向が注目されています。

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