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タイ北部チェンマイ県は、2025年11月5〜6日のイーペン祭り期間中におけるコムローイ(ランタン)や煙を上げるコムクワン、花火などの使用に関する規制を発表しました。航空機や住民の安全を確保するため、6郡39地区を特別警戒区域(レッドゾーン)に指定し、期間中の点火・放出を全面的に禁止します。違反した場合は、最長5年の禁錮または最大20万バーツ(約85万円)の罰金、もしくはその両方が科されます。
チェンマイ県当局によると、対象となるのはコムローイ(夜空に飛ばすランタン)、コムクワン(煙を上げるタイプ)、コムファイ(灯籠)、花火や類似の物体です。イーペン祭りにあたる11月5〜6日の放出については、区域と時間が厳しく定められています。

煙を上げるコムクワンは、11月5日の午前10時〜正午の2時間のみ許可されます。コムローイや花火などは、11月5日と6日の19時〜翌1時まで、認可された区域内に限り放出できます。一方、航空安全区域(Toffy Zone)および特別警戒区域(レッドゾーン)では、いかなるコムや花火の放出も禁止されています。
レッドゾーンに指定されたのは、以下の6郡39地区です。
・ムアン郡(全域)
・ハーンドン郡(全域)
・サラピー郡(クワムン、ドーンケーオ、サンサーイ、ターウァンターン、ノーンプン)
・サンサーイ郡(ノーンハーン)
・メーリム郡(ドーンケーオ、ムアンケーオ、リムターイ、メーサー、リムヌア)
・サンパートーン郡(トゥントム)
許可区域内での放出を希望する場合は、事前に「Bampen(บำเพ็ญ)」アプリを通じて郡役所に申請する必要があります。締め切りは10月6日までとされています。許可を得ずにコムローイや花火を放出した場合は、刑事罰の対象となります。

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