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タイ警察、偽造ナンバーで「車の双子化」 白のMG車を押収し被害者に返還

2025年9月29日 配信

タイ警察中央捜査局(CIB)は2025年9月28日、高速警察隊と連携して実施した偽造車両摘発の結果を公式Facebookで発表しました。チョンブリ県の国道344号線で、白のMG車に他人の登録情報を不正に取り付けた「車の双子化」行為が確認され、車両は押収されて正規の持ち主に返還されています。



2024年9月10日、バンコクのミンブリー警察署に「自分の車(白のMG)が他人に偽造ナンバーを付けられ、交通違反の罰金通知が届いた」との被害届が提出されました。捜査の結果、犯行グループが被害者の車両登録情報を悪用し、自分たちの車に取り付けていたことが明らかになりました。

その後の追跡で、容疑車両が国道344号線を走行していることが判明し、警察が検問を実施。運転手は車検証を提示できず、車体番号の照合により他人名義であることが発覚しました。取り付けられていたナンバープレートは、被害者の車両登録情報と一致していました。

警察は白のMG車1台、偽造ナンバープレート2枚、偽造の納税証明ステッカー(有効期限:2025年5月23日)1枚、車の鍵1本を押収しました。納税ステッカーは陸運局が発行した正規品とは異なる偽物で、車内から違法物品は見つかっていません。

運転手は取り調べに対し、2024年初めにFacebookのページで車を購入し、偽造ナンバーと納税証明ステッカーがすでに付いていたが、偽物とは知らなかったと供述しています。警察はこの運転手とミャンマー人12人を、公文書偽造および偽造公文書使用の容疑で逮捕しました。

警察は今回の摘発を通じ、偽造車両や「車の双子化」行為に対する取り締まりを今後さらに強化していく方針です。

 

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