犬や鶏への性加害、タイ警察が加害者を保護措置

タイの動物保護団体「ウォッチドッグ・タイランド（WDT）」は2025年9月18日、ロッブリー県コークサムローン郡で発生した動物虐待事件について、警察と連携して対応したと発表しました。報告によると、鶏や犬に対する性的虐待が行われているとの通報を受け、同団体が地元警察に通報し、直ちに現地調査が行われました。

現場では23歳の男性が関与していることが判明し、本人には精神疾患の既往があるとされています。警察と郡当局は再発防止のため、この男性をコークサムローン病院に搬送し、治療を受けさせる措置を取りました。

今回の行為は、タイの「動物虐待防止・福祉法（2014年制定）」に違反する可能性があります。同法では、正当な理由なく動物に対して虐待行為を行った場合、2年以下の禁錮または4万バーツ以下の罰金、もしくはその両方が科されると規定されています。

WDTは声明で「鶏や犬に限らず、すべての生命には価値があり、守られるべき存在です」と述べ、対応したコークサムローン警察や関係機関に謝意を表しました。