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バンコクエアウェイズは2025年9月1日、同社が運営するタイ東部トラート県のトラート空港でAirbus A319の試験飛行を実施し、空港拡張計画を発表しました。発表会には県当局や地元自治体関係者も出席しました。
同社によると、観光需要の回復を受け、特にヨーロッパから東部海岸を訪れる観光客の増加が見込まれることから、空港の施設強化を進めるとしています。拡張計画の第1期は2026年第3四半期の完成を予定しており、総投資額は約4億バーツ。主な内容は以下の通りです。
・滑走路を現行の1,800メートルから2,000メートルへ延長
・中型ジェット機(A320、A319、B737など)最大3機の同時駐機が可能なエプロンを新設
・旅客ターミナルを2,100㎡から3,400㎡に拡張し、年間最大25万人の利用に対応
航空会社側は「トラートは東部の主要観光地であり、欧州を中心とした外国人旅行者から高い人気がある。上半期だけで4万人以上が利用しており、今後の観光シーズンではさらに増加が期待できる」と説明しています。
さらに今回の拡張は、国内外の新規路線の就航や他航空会社の国際便受け入れにもつながり、将来的には東部地域の航空ハブとしての役割を果たすことを目指しています。
トラート空港は市街地から約35キロ、フェリー港から約17キロに位置。現在はATR72-600型機(70席)によるバンコク(スワンナプーム)-トラート線を1日2往復運航しており、2025年10月からはハイシーズンに合わせて1日3往復に増便される予定です。
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