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©タイ陸軍
タイ陸軍は2025年8月31日、スリン県タクワイ寺院近くのタイ領内で、カンボジア軍が仕掛けたとみられる即製爆発装置を発見したと発表しました。発見したのは巡回中の歩兵部隊で、迫撃砲弾を利用し、ワイヤーと組み合わせた形で設置されていました。
爆発物が見つかったのは、ネーン350(Hill 350)西側約1.7キロの地点で、タイ軍が設置した防御用の有刺鉄線の近くにあたります。陸軍によると、今回の事案は8月22日に同じ地域で確認されたカンボジア軍の待ち伏せや監視活動と関連しているとみられます。当時の調査では対人地雷や迫撃砲弾、撒きびしが見つかっており、今回の爆発物と同様の手口が繰り返されていると指摘されています。
タイ陸軍は、こうした行為は明らかに停戦合意に違反しており、タイ兵に危害を加えることを狙った挑発であると非難しました。また、国際社会に対して「平和を尊重する国家」と強調するカンボジアの姿勢とも矛盾し、対人地雷の禁止を定めたオタワ条約にも反していると指摘しています。
陸軍は今後も警戒を強め、工兵部隊による爆発物処理を徹底し、安全を確認した上で任務を遂行する方針です。
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