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タイ政府は、かねてより注目されていたバンコク都市鉄道の「20バーツ(約90円)均一運賃」政策を開始しました。バンコクおよび周辺エリアの全路線で、1回の乗車が20バーツで利用できるようになります。外国人は対象外。残念ですが、当然と言えば当然です。2025年8月25日にタイ政府メディアNNTが伝えています。
登録は8月25日より、アプリ「ทางรัฐ(タング・ラット)」を通じて受付を開始。対象は13路線・194駅におよぶ電気鉄道ネットワーク全体で、登録期間や対象者に制限はなく、13桁の国民ID番号を使って誰でも申し込むことが可能です。
今回の制度は、通勤や通学に毎日数百バーツを支払っている首都圏住民の生活費を大幅に軽減することが期待されています。政府は、この施策によって鉄道利用者が現在の1日約170万人から20%増加すると見込んでいます。
長期的な運用を支えるため、運輸省は関連する3つの法案を準備。鉄道運輸法はすでに下院で可決され、上院での審議に進んでいます。また、タイ都市鉄道公社(MRTA)法案と「共通チケッティングシステム管理法案」も審議中で、近く成立する見通しです。これらの法整備により、将来的には全路線での共通チケット利用が実現し、運賃収受や乗り換えがよりスムーズになる見込みです。
詳細や登録方法は、公式サイト https://dg.th/20baht にて案内されています。
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