両替レート
|
|

タイ保健省疾病管理局(DDC)は、プーケットやサムイ島、サメット島など人気ビーチリゾートを訪れる観光客に向け、有毒海洋生物への注意を呼びかけています。お盆休みの観光シーズン真っ只中で日本人旅行者も多く訪れる中、正しい知識と応急処置を知っておくことが安全な滞在につながります。
代表的なものとして、 箱クラゲ(強力な毒針を持ち、数分で命に関わることも)、カツオノエボシ(刺されると激痛や皮膚の炎症)、オニヒトデ、ガンガゼ(ウニの一種) などが挙げられます。いずれも不意に接触すると激しい痛みやしびれを伴い、最悪の場合は呼吸困難や心停止に至る危険があります。
・ビーチに掲示される「クラゲ注意」などの警告表示に従う
・マリンシューズやラッシュガードを着用する
・特にクラゲの発生が多いエリアでは海に入らない
また、遊泳する際には 酢(4~6%の食酢)を備えておく ことが推奨されています。クラゲに刺された場合、すぐに酢を患部にかけることで毒の広がりを抑える効果が期待できます。
刺された際には、速やかに海から上がり安静にします。酢をかけた後も痛みや症状が続く場合はすぐに医療機関を受診し、必要に応じて心肺蘇生法(CPR)を行うことが重要です。
一方で、 水で洗う・アルコールをかける・刺胞をこすり落とす といった行為は逆効果となるため厳禁です。
DDCは「正しい知識と応急対応を理解することが、安心で安全な海水浴の鍵になる」としています。お盆休みでリゾートを訪れる際には、家族連れや子ども連れの方も含めて十分な注意が必要です。
関連記事
新着記事