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バンコクで無差別放火、観光客2人重傷

2025年8月8日 配信

2025年8月7日午後10時ごろ、バンコク・ラチャダムリ通りの大型商業施設前で、マレーシアからの観光客男女2人が放火され、重傷を負う事件が発生しました。容疑者は30歳のタイ人男で、元ムエタイ選手を名乗っており、現場で市民によって取り押さえられたのち、警察に引き渡されました。各報道が伝えています。



警察の発表によると、事件当時、観光客の男女(26歳と27歳)は商業施設の階段付近に座っていたところ、背後から男が近づき、バッグから取り出した1.5リットルのペットボトルに入った可燃性の液体(シンナー)を2人に浴びせ、その後火を点けて逃走しました。被害者は炎に包まれながらも必死に逃げ、近くにいた市民が男を追跡して取り押さえ、警察に通報しました。

容疑者の所持品からは衣類、私物、シンナーのボトル、ライターなどが見つかっており、取り調べに対し本人は犯行を認めています。動機については「失業して生活に困っており、極度のストレスから無差別に犯行に及んだ」と供述しています。以前はボクサーとして活動し、最近は警備員の仕事に就いていたものの、解雇されたばかりだったと話しています。

現在、男性観光客は警察病院、女性観光客はチュラロンコン病院で治療を受けており、いずれも命に別状はないとのことです。今後は警察が改めて事情を聴く予定です。

警察は暴行傷害の容疑で捜査を進めるとともに、社会福祉当局とも連携し、加害者の背景や支援の必要性についても検討を始めています。

 

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